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DESIGN CASE by VEGAHOUSE

felcot パーソナル・リラックス・チェア

¥22,000

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硬質フェルトの板に、紐靴のように紐を通すだけでリラックス・チェアの出来上がり。リビングや和室、デッキやお庭での利用にもおすすめです。

■サイズ
W:800mm D:1070mm H:330mm
■素材
【座面】フェルト(株式会社アボード)
■デザイン
谷 征紀 yukinori tani(株式会社ベガハウス)

※こちらの価格には消費税が含まれています。

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硬質フェルトを使用した椅子「felcot(フェルコット)」

硬質フェルトという新素材をご存知でしょうか。硬質フェルトは、フェルトの素材感はそのままに、触ると木のように硬い素材。そもそもの原料はポリエステル。ペットボトルなどの再生繊維を混合している地球環境にも考慮した素材です。芯材がないのでぶつかっても安全ですし、引きずっても床が傷つきにくいという特徴があります。

このユニークな素材を使って製品開発を行ったのが〈ベガハウス〉プランナー谷。デザイン案から開発、商品化までをすべて担当しました。

当初、市場に出回っていた硬質フェルトは一枚の板状のもの。その形状からインスピレーションを得て、素材の特性を活かし、「工作する家具」をつくることに決めたと言います。「硬質フェルトは硬さとしなやかさの両方のよさがある素材。クッション性がある家具がマッチすると思いました」と谷。そこから、“柔らかさ×床”から赤ちゃんをイメージして、「赤ちゃんを寝かせるための、ゆりかごのようなものをつくろう」と考案しました。

硬質フェルトメーカーも絶賛。「felcot」ができるまで

実際に硬質フェルトを製造するメーカー〈アボード〉へ足を運び、試行錯誤を重ねます。「felcotには目に見えない切り込みが入っています。さらに、大きく入れた切れ込みの開き具合で綴じたときの円すいの開き方が変わる。これは素材の特性を知ったからこそできたことで、メーカーや同行してくださった村澤さんのアドバイスのおかげですね」と谷。

そして、量産するために必要だったのは、型です。「型ができるまでは、手作業で硬質フェルトをカットしていました。この作業がなかなか大変でした」と言う通り、現在のfelcotのかたちを完成させるまでの間に、幾度となく硬質フェルトをカッターで切っていました。

felcotの裏テーマ「フラットパックで送る」ための工夫

今回、商品化にあたり、「フラットパック(なるべく薄くするパッケージング)で輸送する」というのが裏テーマでもありました。そこで、谷が考えたのは「felcotに紐を通す穴をあけて、使う人に自分で付属の紐を通してもらうつくり」にするという点。紐は伸びにくい編み方“金剛打ち”の綿素材のものを採用し、誰でも簡単に組み立てることができる椅子が完成しました。

なぜ、フラットパックにこだわるのか?それは輸送コストを抑えるためです。家具の世界には「空気を送る」という言葉があります。組み立て済みでしか送れない家具は、脚の部分などに隙間が生まれ、どうしても家具と一緒に「空気を送る」ことになります。そうすると、一度に輸送できる量が減り、輸送コストが高額になります。フラットパックであれば、一度の輸送で大量に送ることが可能。コストを大幅に下げるとともに、輸送のときに生じるCO2削減にもつながります。それはエコな材料で作られた硬質フェルトのコンセプトとも呼応します。

試作品に穴をあけるときは摩擦で素材が溶けてしまうなど、難しい部分もありました。製作期間約1年を経ることでそれらをクリアし、felcotは座るだけでゆらゆらと心地いい仕上がりに。
谷は「felcotは軽くて持ち運びがしやすい椅子なので、家のなかだけでなく、キャンプやフェスなどで使って欲しいですね。今後いろいろなバージョンをつくって、野外フェスにfelcotが並ぶシーンを見てみたい」と話します。色とりどりのfelcotで人々が思い思いにくつろぐ場面、いつかその夢が叶う日が来て欲しいものです。

実は、一番こだわったのは取扱説明書!?

最後に、こだわった点についてあらためて尋ねると、「felcotに座ったときの角度にもこだわっていますが、この作品のすべてに携わりたくて説明書にも力を入れました。手書きで書いたんです」と谷。felcotを購入された方には、ぜひとも説明書もじっくりご覧いただきたいと思います。

谷の取り組みに対し、家具デザイナー・村澤一晃氏は「社外のメーカーさんが谷さんの作品を認めて、リスクをとって商品化してくださったのがすごいこと」だと言います。ベガハウスは工務店として家づくりを行っていますが、この10年ほどは家のなかの家具の製作も手がけてきました。

「ベガハウスは年々、個々のスタッフの能力が高まっているのを感じます。空間だけでなく、暮らしに含まれる家具やさまざまなプロダクトをデザインできるというのは、工務店として非常に価値のあること。そういった仕事を可能にし、社会性のある商品を打ち出せるベガハウスに企業としての成長や魅力を感じますね」と村澤氏。ベガハウスの家づくりの先にある、“暮らしを建てる”ための取り組みを高く評価してくださいました。

【地域工務店発信のプロダクト】

工務店と言えば、地域密着型の施工をコツコツ行う会社、というイメージをもたれる方が多いかと思います。ベガハウスもそれに当てはまる工務店なのですが、さまざまな取り組みのひとつに同業者からもと驚かれるものがあります。それはプランナーの家具製作。
普段、ベガハウスのプランナーとして仕事をしながら、業務時間内に家具を企画し、製作、商品化までに至っているのは、実は工務店としてはとてもめずらしいことです。この活動は、家具デザイナー・村澤一晃氏からも高く評価されています。

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